茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1365 2024.4.17
ゲッケイジュ(ローリエ)
ゲッケイジュという名前は漢名「月桂樹」の音読み。中国では、永遠の命を象徴する桂の木が月にあるとの伝説があり、常緑かつ葉に香りのある本種を月桂樹としたという。
ゲッケイジュは勝利や栄誉の象徴としても知られるが、これは古代ギリシャにおいて、競技の勝者に本種の枝葉で作った冠(=月桂冠)を贈る習慣があったこと、ローマ帝国においてシーザーが戦勝を記念して月桂冠を被っていたこと、あるいはローマ時代、森までのレースで森へ行った証拠としてゲッケイジュの枝を持ち帰ったことによる。