茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1235 2023.12.1
キンカン
ミカン科の果実の中で、果皮のまま食べられるのが、特徴とされている。
国内で栽培されているキンカンは、一般的にナガキンカンやマルミキンカンを「キンカン」と呼んでいるようだ。
キンカンは高さ3 mほどの常緑低木で、枝はとげがほとんど無く、葉柄に狭い翼(よく)がある。夏には、1~3個の小さな白い花を付ける。果実は球形か短卵形で、黄金色。
キンカン類は、一見してミカン(Citrus)属と考えられていたが、ミカンと比べると実が小さく、子房の室数が少なく、葉の葉脈が不明瞭で、葉の成分には精油が含まれているなどの理由により、ミカン属から分離してキンカン属に分類されている。