茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1224 2023.11.20
ホトケノザ
道端にホトケノザの群生。
昨年も、この時期にホトケノザを観察していた。
一般に開花は3~6月だが、当地のように比較的温暖な土地では冬にも開花する。
花は長さ1.5~2cmの唇形で上下二つに分かれ、上唇は笠状となり、下唇はさらに三つに裂けている。花の下方にある白い筒は萼で、その先端は五つに裂けて鋭く尖る。
花は上部にある葉の付け根から飛び出すよう咲く。段をなすように咲くため、別名を三階草(サンガイソウ)とも呼んでいる。
花は咲き始めが最も色濃く、徐々に色褪せていくといわれている。多くは退化した閉鎖花と呼ばれるもので、完全に開ききらずに実を結ぶため、内部は観察しづらいが、4本の雄しべがあり、葯には毛を生じることが知られている。