茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1157 2023.9.7
キハマスゲ(ショクヨウガヤツリ)とカヤツリグサ
道端でキハマスゲとカヤツリグサを同一箇所で観察した。
キハマスゲの和名は塊根を食用にできることから名づけられた。ハマスゲに似て、花序が黄色のため、キハマスゲとも呼ばれる。食用にするのは塊茎の大きな栽培品種だが、日本に入ってきたものは塊茎の小さい野生型である。ハマスゲより全体に大きい。
カヤツリグサは、形が蚊帳に似ており、少年時代に蚊帳を吊った経験のある方は記憶にあるだろう。朝寝覚めると、蚊帳の外側には必ず数種類の昆虫が見られた。
永遠に続くと思われた少年時代。蚊帳を吊り、蚊取り線香をつけて家族とともに過ごした夏のひととき。何故か、懐かしい思い出が蘇る。