シンテッポウユリにハナムグリ 2023.8.18 茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1145

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1145 2023.8.18

 

シンテッポウユリにハナムグリ

 

 「神奈川県植物誌2001」という植物データベースにあたる本によると、「シンテッポウユリ」という名前が採用されており、当地におけるテッポウユリは「シンテッポウユリ」ではないかと考えられる。

 

 南西諸島に自生していたテッポウユリと台湾産のタカサゴユリの雑種起源の園芸品種であることを、故浜口哲一氏が紹介していた。

 

 花被片は6枚、筒状となった先は強く反り返る。葯は写真のような黄色のものと赤褐色があるようだ。当地のシンテッポウユリを観察していたら、ハナムグリの姿が見え、吸蜜していた。また、体に花粉を沢山つけていたのが見えた。

 

 これも共進化のひとつだろう。植物と昆虫の関係は、give and takeの関係にあることが読み取れる。