茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1139 2024.8.12
スイカの縞模様
畑にスイカが並べられていた。収穫したばかりのスイカなのだろう。
見るからに取りたてのスイカと思われ、新鮮に見えた。
スイカの縞模様があるのはなぜか。調べると、定説ではないが次の説明があった。
スイカの原産地は、アフリカのカラハリ砂漠付近と考えられており、現在も野生のスイカが自生している。砂漠のスイカは、雨が降ると芽を出して茎を伸ばし、葉を繁らせる。
雨が降らない砂漠では、種子は広く分散されないと絶滅してしまう。分散させる方法としては、鳥類が果肉といっしょに食べた種子が消化されずに糞の中に混じって新たな土地に落とされることが必要になってくる。
果実に縞があれば、より遠くから、また高いところからも発見されやすくなるので、鳥などに発見されやすくなったと推測されている。
ここにも自然が創り出した「共進化」を見ることができる。