ネムノキ 2023.7.8 茅ケ崎市赤羽根「今日の生き物記録」1105

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1105 2023.7.8

ネムノキ

 日当たりの良い散歩道で、上を見上げるとネムノキ。初見であった。というよりも、今まで見過ごしていたか、気がつかなかったのだ。

昨年は、神奈川大学湘南ひらつかキャンパスで観察していたが、足元の茅ケ崎赤羽根においても見ることができ親近感を抱いた。

 かわった紅の花を咲かせているのが目立った。花は化粧用の刷毛に似ている。

ネムは合歓とも書く。調べていたら、小林一茶に次の句があった。

 「合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り」

 松尾芭蕉の奥の細道には、次の句が見られた。

「象潟や 雨に西施が ねぶの花」

 西施は、中国の春秋時代の傾国の美女のことで、花をこの美女にたとえたといわれる。

 

なるほど。合歓の花と美女の組み合わせ。いいなと思った。