茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1101 2023.7.4
ノウゼンカズラ
畑地にノウゼンカズラの花が咲いていた。オレンジ色の漏斗状の花弁が遠くからでも目立って見えた。
ノウゼンカズラは中国原産で、平安時代の本草書『本草和名(ほんぞうわみょう)』(918年)に「乃宇世宇(のうせう)」の名が見られるほど、古くに渡来したといわれている。
属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。 種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
漢名は凌霄花(りょうしようか)で、凌には「しのぐ」、霄には「そら」の意味がある。 「天を凌ぐほど高く登る花」という意味になる。 「ノウゼン」や「ノウゼンカ」とも呼ばれる。
近年はアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)と交配した園芸品種が販売されており、赤のより濃いものや桃色、黄色などのものもある