茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1086 2023.6.19
ラミーカミキリ
体長約1㎝のラミーカミキリがカラムシの葉に、今年も現れた。当地に定着している侵入生物のひとつだ。
体の特徴から一度見ると二度と忘れないカミキリムシである。白緑色の地に黒の斑紋を持ち、頭頂部は黒く、正面は白緑色で複眼は黒.胸部背面に丸い黒紋1対,前翅の前半部と後部に大型の黒紋を各1対ある。
国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、移入元は中国からで、繊維作物ナンバンカラムシ(ラミー,Boehmeria nivea)の輸入に随伴して非意図的に持ち込まれたと考えられる。温暖化に伴って分布を北上しているだけに、やっかいな昆虫だ。