茅ケ崎市赤羽根「今日の生き物記録」1081 カメムシ3種

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1081 2023.6.14

カメムシ3種

 

 カラムシの葉上で、クサギカメムシ、アカサシガメ、それに初見のホソハリカメムシと思われる個体を目撃した。

 クサギカメムシは、文字通りクサギの葉上に静止していた。クサギカメムシの体長は16㎜前後で、カメムシの中ではサイズの大きい種である。暗褐色の体に黄褐色の点の模様があり、腹側は赤褐色をしている。

 

アカサシガメは、サシガメの仲間で、体長は約15mm。体は朱赤色で、黒色紋をもつ。前胸背前葉に深い中央縦溝がある。頭部はやや長く、複眼内の前方に鋭い1対の棘状突起をそなえ、眼間の溝は後方に湾曲している。

 

ホソハリカメムシと思われる個体は初見であった。淡褐色で、やや細長いカメムシ。胸部の両端が鋭く尖っているのが特徴。胸部左右が鋭く尖るカメムシ。体色は茶色で地味な色をして、腹部は白い縁取りがある。

 

いずれもカメムシは、体が六角形で、カメの甲羅に似た形をしていることから「亀虫」とよばれるようになったといわれている。