茅ケ崎市赤羽根「今日の生き物記録」1067 ガガンボ

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1067 2023.5.31

ガガンボ

 

 クサギの葉にガガンボが静止していた。

 

ガガンボは形状がカ(蚊)によく似ていて、日本名の由来は「カ(蚊)のウバ(姥)」からともいわれている(広辞苑)。ガガンボは翅が2枚の双翅目で、ハエ目ガガンボ科の仲間はほぼ世界中に分布する。1万5000種を超えるほど種類の多い一大ファミリーを形成する昆虫で、体長7mm〜35mmにもなる。

 

 ガガンボの脚が取れやすいことについて、新潟県十日町市の市立里山科学館の研究員の加藤大智氏によると「おそらく、捕食者に襲われた際、脚を切断して逃げるためと考えられ、長い脚を目立たせ、身体を守るためにも使われているのかもしれない」と説明している。