茅ケ崎市赤羽根「今日の生き物記録」1066 オランダカイウ

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1066 2023.5.30

オランダカイウ

 

 道端でオランダカイウを見かけた。花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の「仏炎苞」という部分である。 漏斗状に巻いている。 真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。

 

 南アフリカ原産で、花卉として江戸時代の天保年間(西暦1830-1844年)にオランダから渡来した帰化植物で、高さ0.3-1mになる多年草。別名カラーといい、単にカイウともいわれ園芸植物として流通している。エチオピアでは国花とされている。

カイウとは海芋で、海外から渡ってきた芋という意味。英名をCalla Lilyといって、修道女の僧服のカラー(えり)にたとえてついたといわれる。

 

 この花を見ていると、何故か『尾瀬のミズバショウ』を思い浮かべる。