茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1058 2023.5.22
ハルタデ
休耕田にハルタデ(春蓼)を見かけた。タデの中では開花が早いほうで、名前の由来が春から咲くことからきている。花びらは濃いピンクだが、開花時のみ白色になるため、穂は紅白入り混じった感じに見える。
タデの仲間の重要な識別点として托葉鞘が挙げられる。ハルタデの場合、托葉鞘の上の縁に毛が生え、面の部分にも毛がある。よく似たオオイヌタデやサナエタデの托葉鞘には毛はない。
茎は赤紫色を帯びる。葉は互生し、長さ4〜14cmの長楕円形〜披針形で先は長くとがり、中央部に黒っぽい斑紋がある。托葉鞘は筒状で縁に短い毛がある。花序は長さ3〜5cmで、白色〜淡紅色の小さな花を多数つけている。