茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1003 エンドウの花

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」1003  2023.328

エンドウの花

畑地でエンドウの白色の蝶形の花を観察した。葉が先端に巻きひげのある羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生えている。 

 遺伝教材に登場するエンドウ。メンデルが修道院の庭で、当初は食用にする目的で栽培されたと思われるエンドウであったが、克明に記録を残した。記録に残しただけではない。

メンデルは、遺伝形質のもとになるエレメントを想定し、今日の遺伝の法則に繋がる業績を残した。7つの形質や対立形質など、よく考えついたなと、いつもエンドウを見ながら感心してしまう。

 

古くは、ツタンカーメン王の棺に入っていた副葬品の中にも種子があったといわれている。 日本には9~⒑世紀に伝わったとされている。 英名はグリーンピース(green peas)で知られている。