茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」999 ヒイラギナンテン

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」999  2023.3.24

ヒイラギナンテン

 

 ヒイラギナンテンは、常緑で濃い緑色の葉。長い花穂に多数つく黄色い花が印象的だ。

和名は葉がナンテンのように複葉で、ヒイラギのようにとげのあることや、果実のつき方がナンテンに似ることに由来している。

 

 学名がjaponica(ヤポニカ:日本の)であるために、日本原産の植物と思われがちだが、中国原産で江戸時代初期に渡来したといわれている。

 

 ヒイラギナンテンの開花時に雌しべに触れると、外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動く様子が観察できるそうだ。これは、花に昆虫が訪れると、自然に昆虫の体に花粉を付着させて、ほかの花へと運ばせるためだと考えられている。