茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」949 2023.1.30
スギ
月に1~2回、山道を廻る散歩道を歩いている。鬱蒼と繁っている樹林帯はスギ林だ。
33年前に当地に居住したときからスギ林が観察できたので、このスギ林は少なくても30数年以上前には植林されているはずだ。
「スギ林が増えると昆虫の多様性は減るか?」に関する興味ある文献(森林総合研究所企画部研究情報科広報係編.スギ林が増えると昆虫の多様性は減るか? 研究の森から.2007.165:1-2.)を見つけた。
それによると、林齢の異なる広葉樹林とスギ林を対象にカミキリムシを採集した結果、スギ林では少ないことが確かめられ、また広葉樹林の方に種数が多く、植物の豊富さが多くの昆虫の多様性を支えている要因になっていることが報告されている。
このようなことを考えながら、スギ林を眺めたら、当地における生き物の多様性に新たな視点が生まれた。