茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」948 2023.1.29
コロナ陽性になり、1月22日~28日まで外出できなかったため、「生き物記録」のアップデイトができませんでした。FBをご覧いただいていた皆様、ご心配おかけしました。
本日からカメラ散歩を再開し始めた。見るもの、出会う生き物すべてが新鮮に映った。
この気持ちを大切にしていきたいと思った。当たり前と思えた日常から発見の時間へ。
シュロ
散歩道沿いでは、シュロを通年見ることができる。日本を原産とする数少ないヤシ科植物の一つ。かつて九州南部に自生し、他の樹木にない南国風の雰囲気を持つことから、明治時代以降、関東地方以西の洋風庭園を中心に植栽されるようになった。
シュロという場合、本種と中国原産とされるトウジュロ(唐棕櫚)を区別せずに扱うが、本種をワジュロと呼んでトウジュロと区別することもあるようだ。シュロという名は中国名の棕櫚を音読みしたもの。
幹(茎)は分岐せず真っすぐに伸び、枝もない。幹の頂部に生じる葉は扇状で、何枚もの細長い小葉が集まってできている。葉柄(葉の軸)は断面が三角形。葉全体の大きさは直径約50~80cm。
幹には暗褐色の繊維「シュロ皮」が密生する。シュロ皮は伸縮性に富み、加工したものがタワシ、園芸用のシュロ縄、蓑、刷毛、敷物等に使われる。皮の中には意外にしっかりとした幹がある。