茅ケ崎市・赤羽根の生き物記録 945 タブノキ

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」945  2023.1.19 

タブノキ

 

 自宅近くの西光寺入り口にタブノキの老木。住職の話によれば、樹齢60年以上は経っていると話してくれた。クスノキ科の常緑樹である。

 

 名前の由来には諸説あるが、タブノキは日本書紀に登場するほど神事との関連が深く、「霊(たま)が宿る木」を意味する「タマノキ」からきたという説がある。

 

 タブノキは幹が真っすぐに伸び、樹高が最大30m、直径3.5mにもなることから、船を作るのに使われた。木目に巻雲紋が出るような老木を特に「タマグス」として珍重する。

 

 古い時代には、きっと生活の一部として活用されていたに違いない。