茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」882 カエデ

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」882 2022.1117

カエデ

紅葉(こうよう)を紅葉(もみじ)とも読むことから、単に赤く色づいた葉をもみじともいうそうだ。形に着目すると、葉に5つ以上の深い切れ込みがあるものをもみじ、切れ込みが浅いものを楓(かえで)とするのが主流となっている。

 

もみじという言葉は、古語の「もみづ」(もみず)という動詞からきたもの。「もみず」とは植物が赤や黄色に色づくことを意味しており、本来は楓以外の植物にも使われていた。

中でも楓の紅葉が見事だったことから、特に鮮やかに色づいた数種類の楓が「もみじ」と呼ばれるようになった。つまり、楓という名称はその見た目に由来している。

 

葉の先がギザギザした形が、古くから蛙の手に見立てられてきたのだとか。「かえるで」(蛙手)が変化し、現在では「かえで」と発音されている。

 

 

 まもなく冬の訪れが始まる。