茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」850 2022.10.16
クサギカメムシ
クサギの葉で静止していたクサギカメムシを観察。
牧野富太郎の「草木とともに」(2022, 角川ソフィア文庫)のなかに、病弱だった牧野が幼少の頃、疳のくすりとしてクサギを煎じて祖母から飲まされた思い出が記されていた。
デイヴ・グールソンの「サイレントアース 昆虫たちの沈黙の春」(NHK出版, 2022)の中にも、クサギが登場していることにも目を向けた。
身近な昆虫でありながら、古くから国内外を問わず、クサギカメムシは人に役立つ薬のひとつとして、一方、人にとって有益な植物を食害する一昆虫としてとしても紹介されている。
これらの本を読んだ後、クサギカメムシが身近なものに感じられてきた。