茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」780 伝書鳩

上空に約50羽の伝書鳩が飛んでいた。この姿を見ていると、中・高校時代に鳩を飼育していた思い出が蘇る。
 当時、約30羽の伝書鳩を飼育していた。常に先頭を飛んでいたのは雄の灰ゴマ(羽色の形質)であり、雌と子供がそのあとに続いて飛んでいた。
 朝日を浴びた羽色を見ていると、当時のことを思い出す。飛んでいる様子から、その日の鳩の健康状態を判断していた。元気のない鳩は、あまり飛ぶことなく、群れから脱落して、すぐ休んでしまった。鳩小屋に帰ってきたときにも、体のコンディションや羽根の艶などをみて、1羽1羽の鳩を管理することが日課となっていた。

 当地では、2か所で伝書鳩が飼育されており、決まった時間に放鳩されているのを見ることができる。
 いつまでも少年の心をもった飼い主、いいなと思う。