茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」768 アストロメリア属

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」768 2022.724

アストロメリア属

道端から個人宅の庭に珍しい植物が咲いているのを観察した。調べると、アストロメリア属の観賞用の栽培種であることが判明した。

観賞用の切花として世界で広く栽培され、花が黄色系のものが アストロメリア・アウレア系統の品種で広く栽培される種である。ハイブリッドの園芸品種も多く、ピンク系のハイブリッド園芸品種もある。花は散形花序につく。内花被片に褐色の班点があり、外花被片は幅が広い。

 アストロメリア属はユリズイセン属ともいう。アルストロメリア(学名:Alstroemeria)は、南米アンデス山脈の寒冷地に自生するユリズイセン科アルストロメリア属の耐寒性球根植物。茎頂から散形花序を伸ばし横向きに花を咲かせる。1本の茎に3輪の花を順番に咲かせていくようだ。花被片は6枚あり、内側の3枚の花弁には線や斑点などの条斑が散在している。この条斑は昆虫を誘引するための工夫と言われている。外側の3枚は萼片。

花名はペルーでこの花を見た植物学者アルステーマ(Barron Claus Alstroemer)がその種子を植物学者カール・フォン・リンネ(Carl von Linné)」に送ってリンネが花名に発見者の名前を付けたという説と、リンネがペルーで見つけ友人の名前を冠したという説がある。