茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」739 ヒメヒオウギズイセン

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」739 2022.625

ヒメヒオウギズイセン

林縁にヒメヒオウギズイセンが咲いているのを観察した。南アフリカ原産のヒオウギズイセン(檜扇水仙)と、同じく南アフリカ原産のヒメトウショウブ(姫唐菖蒲)がヨーロッパで交配されて生まれた外来の園芸種である。明治の中頃に観賞用として渡来した。

生命力が強いため逸出してしまっており、林縁部の草地などで朱色が鮮やかなので、よく目立つ。生態系被害防止外来種リスト掲載種とされている。自然度の高い山野にも侵入を始めており、警戒・対策が必要である。

 

ここにも、人の手によって介在された園芸種の野生化の分布拡大がある。