茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」730 2022.6.15
セイヨウオトギリ
道端にセイヨウオトギリの群生を見かけた。高さ30~60cmほどの多年草。日当たりと水はけ水保ちがよい場所が好みのようだ。地下茎をのばして群落をつくる。
茎は直立して2つの稜があり、枝分かれしている。葉は対生する単葉で、長さ1.5~3cmの楕円形~線形、透明な腺点と葉の縁に黒い腺点がある。
枝先に集散花序を出し、多数の花をつけていた。花は径1.5~3cmで黄色の5弁花で、多数の黄色い雄しべがある。花弁の縁は波打ち、黒い点がある。
花にはレモンのような香りがあるので、薬用やハーブティーとして利用されることもあるようだ。聖ヨハネ(John the Baptist)の聖名祝日である6月24日頃に花が咲き、伝統的にその日に収穫されたことが英名の由来となっている。