茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」727 2022.6.12
クロバナロウバイ属の花
意外な場所に意外な植物を目撃。その名は、クロバナロウバイ。
濃緑色の葉、多数の花弁からなるチョコレート色の甘く香る花が特徴。樹高は1mほどにしかならず、多数の枝を出していた。変種のアメリカロウバイ(Calycanthus floridus var. glaucus)もあり、栽培もされているようだ。
クロバナロウバイ属は、4種からなる小さなグループで、北アメリカに分布する落葉低木。1980年代にイギリスへ初導入された中国原産のナツロウバイ(Sinocalycanthus chinensis)に近縁で、属間の交配種も作出されている。学者によっては、ナツロウバイをクロバナロウバイ属に含めることもあるようだ。