茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」721 2022.6.6
シロタエギクとイボタノキ
シロタエギクは、シルバーリーフと蕾の状態の黄色花がきれいだ。
葉は長さ10㎝程度で羽状の深い切れ込みを持ち、茎に互生している。葉色は青味を帯びた白銀色が目立つ。
北西アフリカ、南ヨーロッパを中心に分布するキク科キオン属の常緑性多年草。美しい葉を持つことから観賞用として広く栽培されており、現在では逸出したものが野生化し、定着しているようだ。本種は、生垣にあり栽培用のものと思われた。
茎の頂部に、花径1.5㎝程度の小さな黄色い花をまとまって咲かせるが、翌日には蕾が切り取られていた。おそらく、住人が花を咲かせると株が弱ってしまうため、蕾の内に切り取って花を咲かせないようにしたのだろう。
イボタノキは、枝先に長さ2~4cmの総状花序を出している。花は長さ0.7~0.9cmで白色、花冠は4裂する。先端を垂らした筒状の白い花は銀木犀のような香りを放ち、小枝の先端に密集して咲いていて綺麗だ。近縁種のネズミモチの花を思わせるきれいな白色だ。