茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」695 2022. 5.11
朝靄とアメリカフウロ
毎朝通る散歩道から「朝靄 あさもや」が現れてきた。
広辞苑(第5版)によると、地面などに接した気層中で水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって大気中に浮遊し、煙のように見えるもの。見通しのいいものが「靄(もや)」で、遠くまで見通せなかったら「霧」または「霞(かすみ)」ということらしい。
道端では、アメリカフウロを見かけた。北米原産の帰化植物。戦後、牧草などに種子が混ざって、持ち込まれたものとされる。日本では1932年に京都府南部で牧野富太郎によって発見された。現在では、農地や幹線道路沿いを中心にどこでも見られる身近な野草となっている。
葉には長い柄があり、手のひらのような特徴的な形。薄ピンク色をした小さな花をつけている。花びらは5枚。
近い仲間に日本原産の薬草として有名なゲンノショウコがある。