茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」688 2022. 5.4
ネギボウズ(葱坊主)
畑で「ネギボウズ」を見かけた。丸くて愛嬌ある感じの「ネギボウズ」は、ネギを収穫する上で、残念な状態にあるといわれている。
ネギの栽培や収穫について調べると、「ネギボウズが伸びてきたらすぐに摘み取りましょう」と記載されている。ネギは、一定の大きさの苗が一定期間低温に当たると「とう立ち」する。
それから、気温が上がって日が長くなると、「ネギボウズ」ができて収穫時期は終る。
秋まき・春植え栽培では、植える前の苗が「花芽」を持っている可能性があるので、植え付けた苗から「ネギボウズ」が伸びてきたら摘み取ることになる。
ネギをおいしく食べるには、「ネギボウズ」が伸びてきたらすぐに摘み取ったほうが良いと言われている。「ネギボウズ」はネギの花なので、花に栄養分が取られてしまって、ネギのおいしさが落ちてしまう。「ネギボウズ」を摘み取るのは、収穫にとっては大事なことになる。
農家の人たちは、ネギの成長の特徴をとらえて、葉ネギの葉だけを収穫している。
「ネギボウズ」を調べていたら、食べることができることが記載されていた。ネギボウズのレシピとしては、天ぷら。きつね色にカリッとあげれば、天つゆで食べることができる。他には、酢味噌あえ、マヨネーズあえなど。ご飯のおかずにもなるようだ。
ただし、ネギボウズをそのまましておくと、ネギが固くなっておいしくなくなるそうだ。