茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」682 2022. 4.28
クモ3種あらわれる
フキの葉上に、3種のクモがいるところを目撃した。
「日本のクモ」(新海栄一, 文一総合出版.2006)などの情報をもとに調べてみると、クサグモ幼体、マミジロハエトリ成体雄、ウヅキコモリグモ成体雌と思われるクモであった。
それぞれ別の葉の上に静止していた。
昨年と同じ時期、フキの葉で、クサグモ幼体とマミジロハエトリグモ成体を観察していた。
クサグモは、以前に成体を巣の中で観察したことがあったが、幼体を目撃したのは昨年に続いて2回目であった。体が赤色と黒色に分かれており、種の同定に苦労した。
マミジロハエトリ成体雄は、前胸部前面に白色毛が横向きに密生し、眉毛のように見える。色彩変異が多いようだ。
ウヅキコモリグモ雌は、今回が初めての観察・記録。頭胸部の黒褐色の縦状の中央に、灰白色のT字形の斑紋が見える。写真のように白色の卵のうをもっていた雌であった。