茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」671 シャクナゲ

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」671  2022. 4.17

シャクナゲ

 

 路傍でシャクナゲの白色花が咲いていた。常緑低木のツツジ科に属し、「石楠花」とも書く。シャクナゲ(石楠花)の漢字については、中国で薬用植物とされるバラ科の Photinia serrulata  (オオカナメモチ)の中国名(石楠または石南)を間違えて充てたという説がある。

 

 シャクナゲは、自然状態でも交雑種が多く種類が多岐にわたっている。園芸品種も様々なものがあり、アジア原産種の改良交雑品種(セイヨウシャクナゲ)がよく出回っているようだ。ほとんどが半球状の大きな花序をつけることが特徴になっている。

 

 調べていたら、セイヨウシャクナゲなどの園芸種も有毒なので注意。海外からのお土産の蜂蜜での中毒例があった(マレーシアから持ち帰った蜂蜜による視覚異常、呼吸困難、歩行困難などの症状で病院に搬送された例がある。2012年に専門誌に投稿された)。

 

 花色は、白色のほか、赤色、黄色がある。葉は輪生、葉形は広楕円形で肉厚、光沢がある。花は、現在見ごろで、しばらくは楽しめそうだ。