茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」670 2022. 4.16
ナガミヒナゲシ
当地のナガミヒナゲシが、昨年観察したときよりも路傍や畑地など分布を拡げてきた。
温暖で日当たりの良い,乾いた肥沃地を好み、土壌の種類は選ばないとう生態的特性をもつので、日本全国に広く分布するようになってきた。
丸みのある淡い赤色の花を咲かせる、ケシ科の一年草。繁殖力が強く、ほかの植物の成長を妨げる成分を放出することから、現在、在来種や畑作物が影響を受けている。
花径は5cmほど、花びらは4枚。大きな円筒形の雌しべの中心には、たくさんの小さな雄しべが放射線状に伸びている。
1960年ころに東京で確認 され、観賞用として導入された侵入経路を持つ。
今後、どのような分布拡大をしていくのか、他の植物との競合を見続けていきたいと思う。