茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」661 2022. 4.7
ハコベ
ハコベは、春の七草の一つ。かつては、葉を小鳥や兎の餌にしていた時代があった。
この植物を見ると、学生時代に自宅で飼育していた鶏を思い出す。縁日でもらったヒヨコ3羽を大事に育て、いつのまにか成鳥となった。餌は配合飼料のほかにハコベを与えていた。周囲にたくさん生育していたからだ。
ハコベは、茎のつけ根に花径4~6mmの小さな白い五弁花をつける。 細い花びらが⒑枚あるように見えるが、これは5枚の花びらがそれぞれ2つに深く裂けているためである。葉は互い違いに生え、卵円形をしていて先は尖っている。
属名の Stellaria はラテン語の「stella(星)」にちなむ。花の形が星形をしていることから名づけられた。 種小名の meadia は「草原の」という意味である。