茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」660 マツバウンラン

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」660  2022. 46

マツバウンラン

路傍で、清楚な薄紫色の花が咲いているのを目撃した。図鑑で調べると、ゴマノハグサ科に属するマツバウラン。花冠は青紫色で横向き,がく片から長い尾状の距を後方につき出し,花冠の先は5列になっている帰化植物。

国立環境研究所の侵入生物データベースによると、1941年に南米,オーストラリアなどから侵入、最初の発見地は京都市伏見区向島とされ、その後に北関東・北陸から中部~西日本に分布を拡げていった。

 

神奈川県では、1990年代から急速に広がったことが知られており、現在では都市部の公園でもふつうにみられるようになった。分布拡大には、人間の活動が関与したに違いない。