茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」657 2022. 4.3
ウラシマソウ 初観察・記録
久しぶりに、赤羽根山を廻る散歩道を歩いた。山沿いにウラシマソウが生育しているのを観察した。当地でウラシマソウを観察記録するのは、今回が初めてであった。
ウラシマソウは、林床や人里近い林に多く見られる。苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この和名があるとされている。
地下にはサトイモに似た大きな球根があり、春になると芽を伸ばす。やがて葉を傘のように広げ、黒褐色の苞を開く。この苞は「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれている。
蛇が鎌首をもたげている姿をしているので、マムシのようにも見えた。
貴重な記録となった。