茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」652 2022. 3.29
ツタンカーメンエンドウの花
畑地でツタンカーメンエンドウの花が開花している。
メンデル遺伝の法則で、良く紹介されるエンドウ。エンドウといえば、緑色のサヤだが、このツタンカーメンのエンドウのサヤは紫色である。花も紫色で鮮やかだ。
1922年、英国の考古学者ハワード・カーターがエジプトでツタンカーメンの墓を発掘したとき、副葬品だかでエンドウの種子が発見されたといわれている。
その後、世界中に広まり、どんどん増えていき、今では多くの日本人がそのエンドウを育てて栽培している。近年、学校教材でも使用されているようだ。
ツタンカーメンエンドウの花を見ていると、3000年以上前の墓から出た種が発芽し、遠く離れた古代エジプトの世界に思いを馳せた。