茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」645 カラスの電柱営巣

茅ケ崎市・赤羽根「今日の生き物記録」645 2022. 3.22

カラスが電柱に営巣

 

電柱の上にカラスの巣があるのを、今回初めて見つけた。

春から初夏にかけて、カラスの「営巣」の季節。ペアと思われる2羽が枯れ木を運んでいた。

 

電柱上の営巣材料にハンガーが使われることがあり、停電事故の原因となるケースもあるようだ。

朝日新聞デジタル版(2017.6.19)によると、「電柱のカラスの巣、あえて放置 中部電力」の以下の記事があった。

 

名古屋市守山区では、「カラスの巣 残置中」を知らせる電柱の標識。

カラスの巣を残しています――。中部電力が、そんな標識を電柱にはっている。巣は停電の原因となり、2月から7月にかけては社員が対策に追われる日々だ。その巣を、わざわざ残すわけは?

名古屋市守山区の交差点付近にある高さ約14mの電柱。「カラスの巣 残置中」と知らせる緑色の標識が巻かれていた。見上げると、カラスの巣。中電が標識を設置したという。

 

カラスは、雨にぬれた木の枝や針金など電気を通すものを巣作りに使う。電線に触れることで漏電やショートを引き起こし、停電につながる恐れがある。

名古屋市と近隣35市町村を管轄する名古屋支店は、昨年約100件の停電があり、そのうち約10件がカラスの営巣によるものだった。4月上旬には名古屋市北区と西区で計約1400戸の停電があった。

 

名古屋支店では、素材に針金が使われるなど停電リスクの高い約2100カ所の巣を撤去した。

1日約100カ所撤去したこともある。ただ、停電につながりそうにない巣は標識を設置した上で残しておく。巣を撤去されたカラスが別の電柱に営巣する可能性があるためで、広報担当者は「撤去すれば良いということではない」と語る。

 

 ここにもカラスとヒトの知恵比べ。終わりのない戦いが続いている。