クリハラリス 柑橘類の食痕
ここのところ、散歩道では林縁を移動するクリハラリスによる柑橘類の食痕が多く見られるようになった。柑橘類(ハッサク、甘夏ミカン)の近くには、クリハラリスも確認できた。
茅ケ崎市内南西部においては、クリハラリスの観察記録(神奈川自然誌資料, 2021)が報告されているが、北部地域の当地においては、通年を通して定期的に観察できる。
当地に生息するクリハラリスにとっては、餌の供給源としての柑橘類が冬の時期の栄養補給として重要な役割を持っているのかもしれない。
2017年に日本哺乳類学会が「特定外来生物クリハラリス(タイワンリス)等による農林業被害・生態系被害防止のための対策推進についての要望書」が出されている。
神奈川県内においては、茅ケ崎市から平塚市に進出している動向がうかがわれ、当地においても継続観察を重ねて記録を積み重ねていきたい。