ヒヨドリ アオキの実 採食の行動連鎖
ヒヨドリがアオキの実をくわえて散歩道に降りてきた。
実を嘴でくわえ、嘴を勢いよく開けて、宙に浮いた実を喉奥に掘り込むまでの過程をカメラに収めることができた。
アオキの実の平均短径は約10mm以上、ヒヨドリの口の大きさの平均が約15mm以上(農業環境技術研究所, 1997)の報告から、これら一連の行動連鎖を興味深く観察できた。
ヒヨドリは、日本における木の実の主要な消費者であり、種子散布者であることが知られている。果実を利用する鳥類が植物の種子散布者として機能するかどうかは、その採食戦略に依存している。果実を丸呑みするヒヨドリの糞は、種子として排泄される。
当地における木の実や果樹・葉菜類の採食状況についての詳細な記録に関しては、どれくらいの被害を及ぼしているのか実態は定かではないが、農家の方に聞き取りや観察を通して明らかにできればと考えている。