「薄膜干渉」ドバトの羽色
当地の畑には、ドバトが定期的にやってきて穀類をついばんでいる。
ドバトの首回りの虹色は、「薄膜干渉」という発色の仕組みがあることを、羽の色の不思議(森本 元,2021)で知ることができた。
ドバトの羽色は、光の入射角度と観察者の相対的な位置関係によって、緑色に見えたり紫色に見えたりする。同じ羽の同じ部位が、見る角度によって色が変わることは不思議である。
この二色性を示す特殊な発色は、小羽枝という羽の部品の外側をなす膜状の構造において、薄膜干渉が起こり生じる色であることがわかっているようだ。
何気なく見ていたドバトの羽色について、改めて知る良い機会となった。