ロゼット形の野菜 ターサイ
昨年から、当地の冬野菜としてターサイが栽培されていることを記録していた。
寒い冬に旬を迎える中国野菜で、1~2月頃に甘味が増すため別名「如月菜(きさらぎな)」ともいわれている。濃緑色の葉は肉厚で縮れていて、寒い時期は葉を広げて花びらのような独特の形になるのが特徴。アブラナ科の野菜で、日本へは昭和初期に導入され、普及したのは昭和中期以降とされている。
写真のように、ロゼットの茎は短く、ほとんどないように見える。その短い茎に葉を密につけて、地面にぴったりとつけている。 外気に当たる面積は葉の表面のみ。葉の裏側は暖かな地面で守られている。葉は放射線状に広げ、最大限の効率で光を受けている。