赤羽根日誌 544 イヌビワ 一日一種の生き物記録

イヌビワ

和名の由来は、果実がビワに似ているが味は劣るというところからきている。

 属名の Ficus はイチジクを意味するラテン語である。 種小名の erecta は「直立した」という意味である。

結実期は9~12月である。実は秋に熟すると濃い紫色になる。このような果実はイチジク状果と呼ばれる。 

植物では「犬」の文字は「食べられない」という意味でつけられるものが多いが、このイヌビワは熟すと食べられる。 食感はイチジクに似ているという。食用とする部分は果肉ではなく、花托といわれる部分である。