大根(ダイコン)
ダイコンと言えば農大の大根踊りを思い浮かべる。
2年続けて大学祭が一般公開されず、ダイコンの配布光景も見られず残念。
ダイコンの原産地は、中央アジアや地中海地方など色々な説がある。
最古の野菜の一つとされ、紀元前2500年頃にエジプトでピラミッド建設に従事した労働者たちが食べていたという記録がある。
日本には中国(華南系)から伝わり、日本の浜ダイコンが加わり、各地に広まって品種改良されてきた。「日本書紀」にも大根の記載があるようだ。
1970年代半ばに「青首ダイコン」が登場。甘くて、買いやすく、少し小ぶりの大根が人気になり、1980年代には野菜売り場の店頭には青首ダイコン一色になった。
葉に近い部分は甘いのでサラダなどの生食に、先端は辛いので薬味や漬物に、中央部分はおでんなどの煮込み料理などの食材に活用されている。
よく食べられている白い部分は根で、その95%が水分とジアスターゼ。
このジアスターゼ(アミラーゼ)という消化酵素が胃腸の働きを活発にする。
スーパーでよく切られてしまっている葉の部分は、β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維が含まれ栄養価の高い緑黄色野菜ともなっている。