ヒガシ二ホントカゲの幼体 初観察
林縁でメタリックブルーに輝くトカゲを目撃した。念のため、ヘビに詳しい太田光政君に種の同定を確認したところ、ヒガシ二ホントカゲ幼体であることを教えていただいた。
観察したヒガシニホントカゲは、尾が青く幼体(子ども)であることもコメントされていた。
成体になると全身が茶褐色になることも理解できた。成体と幼体で体の色が違う理由として、幼体はまだ動きも遅く、外敵から逃げる力も弱いので、自切後もより目立つ青い尾で外敵の注意を集め、逃げられる確率を上げているといわれている。
ヒガシニホントカゲは三重県、和歌山県あたりから北海道にかけて分布する全長20~25cmほどの小さなトカゲである。
2012年、遺伝子レベルの解析で西日本に生息しているものがニホントカゲ、関東等東日本に生息しているものはヒガシニホントカゲとして別種扱いになった。
近年、ヒガシニホントカゲという種として扱われることを初めて知る機会が得られ、勉強になった。