赤羽根日誌 448 アカボシゴマダラ 一日一種の生き物記録

クワの葉で「アカボシゴマダラ」2個体を目撃。

動かずにじっとしていたところを記録に収めた。

 

「アカボシゴマダラ」は、国立環境研究所の侵入生物データベースによると、ベトナム北部~大陸中国南部~東部~朝鮮半島、および済州島など周辺島嶼分布。成虫の前翅長40~53mmになる大型のタテハチョウ。翅は黒地に白の斑紋があり、白黒の縞模様に見える。

 

国内移入分布は、神奈川県(藤沢,大磯,横浜,鎌倉,逗子,葉山,綾瀬,大和,茅ヶ崎,川崎),東京都区内,伊豆大島で記録されている。2010年以降は埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県へと関東全域に分布を拡大し、静岡県,山梨県でも都市~里山で目撃情報がある。

 

侵入経路は、“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている。 

侵入年代 1995年(埼玉県,一過性),1998年(神奈川県,繁殖・定着),2009年(伊豆大島), 2011年(茨城県)。影響を受ける在来生物は、オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど、幼虫期にエノキを利用する蝶類(競合)が挙げられている。