赤羽根日誌 435 オオハンゴウソウ 一日一種の生き物記録

道端でオオハンゴウソウを見かけた。北米原産。日本や中国に帰化植物として移入分布している。日本へは明治中期に観賞用として導入され、1955年には野生化し、北海道から沖縄県まで日本全国に定着している。花期は7月から9月頃で、計1014枚の花弁は黄色で細長く、やや垂れ下がっている。葉には毛が生え触るとざらつく。道端、荒地、畑地、河川敷、湿原などさまざまな環境に生育する。一株当たり1600粒の種子を生産するので、繁殖力が旺盛なようだ。現在では特定外来生物に指定されている。特に北日本や中部日本の高地で広く繁殖が確認されており、在来植物の生態系に影響を及ぼす恐れがあるとされている。