赤羽根日誌 425 インゲン 一日一種の生き物記録

畑にインゲンの黄色花。インゲンは歴史のある野菜で、古代からインゲンはアメリカで主要作物とされてきた。古代のアステカ帝国では、乾燥させたインゲンを年貢のようにして徴収していたという由来がある。インゲンは16世紀末にヨーロッパを経由して中国へと渡り、日本には17世紀に入ってきたといわれている。

 

インゲンという名前になったのは、1654年に明から帰化した僧侶の隠元隆琦が日本に持ち込んだことから、隠元(インゲン)となったとされている。実際に青果として広く知れ渡ったのは明治期以降。