赤羽根日誌 405 ゴーヤと花 一日一種の生き物記録

 

ゴーヤ

 

東インド、熱帯アジアを原産地とするウリ科の植物。ゴーヤは、九州など関東より西の暖かい地方でよく育てられている。日本には江戸時代初期、中国から琉球(現在の沖縄県)に渡来した。

 

沖縄県では古くから「ゴーヤー」と呼ばれており、一般に広く使われているゴーヤという名前の語源となった。本来はツルレイシという植物名で小学校理科の教科書にも出てくる。

 

ニガウリ(苦瓜)という別名は、果肉が苦いことから名付けられた。原産国の1つである中国では、苦瓜、涼瓜、菩薘と呼ばれ、お茶や広東料理や台湾料理などに古くから使われている。

 

ゴーヤは、79月頃に黄色い花を実の先端に咲かせる。雄花は日中に開花し、夕方にはほとんど落ちてしまう。雌花の付け根には小さな膨らみがあり、受粉するとこの部分が肥大して実になる。雄花は、楽しまずに摘み取るとことで実に送られる栄養を増やすことができる。