オクラは、アフリカ北東部が原産のアオイ科の植物で、世界各地共通でオクラ「okra」と呼ばれている野菜。日本に輸入されてきたのは明治以降で、最初は食用ではなく観賞用。花は中心部が濃い紫色になっていて、外側のクリーム色の花びらとのコントラストは、野菜とは思えないほど美しい。アオイ科の植物ということもあり、同じ科のハイビスカスやムクゲ、フヨウに似ている。
花を目立たせることで虫を呼び寄せ、花粉を運んでもらう。花の命は短く、一日で落ちてしまう。
花がしぼんだ後から、実が成長していく。オクラは節ごとに花を咲かせるので、節間の数が収穫量を決定する。開花から1週間ほど、長さ6〜7cmの頃が収穫適期とされる。