カンナが梅雨の晴れ間に、大きな葉の間から鮮やかな花を咲かせている。カンナの品種の多くは、1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれている。花が大きく、花色も変化に富んでいる。葉色が美しい品種も多く、赤や黄色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など多彩だ。
カンナは熱帯原産の植物で暑さに強く、日本の夏の暑さにもびくともせずに生育する。暑ければ暑いほど生育がよくなり、色鮮やかで大輪の花を次々と咲かせる。花期も長く、6月から咲き始めて霜が降りる頃まで咲き続ける。