赤羽根日誌 394 モンキアゲハ 一日一種の生き物記録

 

モンキアゲハの吸水行動

 

 

 

林縁の道で、あわただしく飛んできた黒色のチョウ。後翅に白い斑紋と尾状突起が見えた。画像を拡大してみると、白い斑紋周辺に小さな三日月状の赤い斑紋が並んでおり、モンキアゲハであることが判明した。本種は、初観察であり、嬉しい出会いであった。

 

 

 

紋が白黄色ということで「モンキ(紋黄)アゲハ」と名付けられているが、紋の色は白っぽい。

 

斑紋は、羽化時に白色に近いが,日が経つにつれ黄色を帯びてくるといわれている。

 

 

 

里山方面から飛んできて、トウモロコシの葉に止まった後、道路上でわずかに残っている水を吸うために何度か降り立った。吸水行動をカメラに収めた。

 

 

 

国内では、普通年2回の発生があり、第一化の春型は56月に、第二化の夏型は78月に出現することから、本種は春型と考えられた。蝶道があるのだろうか、本個体は道沿いに沿って飛んで行ったのを見送った。またの再会を期待したい。